Electric / 電気関係

2017年2月14日 (火)

EQ3B / 電源部の改造

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『EQ3B』というパラメトリックイコライザーの電源部を改造、、

具体的には重いトランス型のACアダプタ対応だったものを、小型軽量のワールドワイド対応のものが使える様に改造しました。これで海外ツアーでもコンセントの電圧を気にせずに使用できるようになりました。

実は私、、20代後半から7年間ほど、某電源メーカーで回路設計の仕事に従事していました。
なので電源の設計は専門分野の一つだったりします。

トランス型ACアダプタのみ対応のエフェクターなど、重いとか、海外でも使用したい、などでお困りの場合はご相談下さい。

***
I modified the power section of EQ3B (Parametric Equalizer).
It is compact and worldwide compatible.
The circuit design of power supply is one of my expertise.

2016年12月18日 (日)

LXP-1、海外用のACアダプタ(220/230V地域対応)

ここ最近、日本のギタリストは海外、特にアジア方面で活躍する方が増えて来ました。

M-factoryのコントローラの電源は世界対応(100-240Vac)になりましたが、LXP-1を海外で使う場合は結局、旅行用変圧器=AC/ACアダプタが必要でした。

220/230Vac地域(中国、韓国)で演奏する際に一つ荷物が減るように(=旅行用変圧器が不要になるように)、220/230Vac用のACアダプタを探してみました。

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仕様の確認だけで「動くはず」ではプロに持たせる訳にはいきませんので、当然ですが、M-factoryでも動作の確認をしなければなりません。
そして、日本のAC電源電圧は100Vなので、確認のために100Vac→220/230Vacの変換が必要。

いずれは試験用にこういった装置は必要と考えていたので、この機会に思い切って写真のような「スライダック」と呼ばれる可変変圧器を導入することにしました。

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あっ、そうそう。
S山君に渡すと、きっと「俺のあれへんの?」とMK君が言ってくるのは目に見えているので、先読みして彼のも用意しています(笑)
 

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2016年12月12日 (月)

ネット情報、、安いか高いか

昔から『タダより高いものはない』と言いますが、、

つい先日、お客様から
「チューニングは開放より5フレットでした方がいいのですか?」
という質問がありました。

「それはどういう意味ですか?」と尋ねると、

「開放で合わせても5fで確認すると合わないのでそうした方が良い、、、とネットで読んだ」とのこと。

うーむ。。

「では、あなたのギターはどうですか?」と聞くと、
「いや、自分のギターは開放で合わせれば5fでも合っています」と。

そりゃそうです。
開放で合わせたのに5fで合わないのなら、、それは、、
チューニング方法の問題ではなくて、修理/調整が必要です。

車で例えると、
・ハンドルが真っ直ぐなのに、いつも少し右に寄ってしまう
・そんなときは、普段から少し左に切って運転すると良いですよ
みたいな話になっています。

ここでちょっと想像を膨らませると、
・ゲスト演奏などで急に(調整されていない)他人のギターを弾かなければならなくなったとき
・弦がいわゆる「ハズレ」だったが、換えが無くてどうしてもそのまま演奏しなければならなくなったとき

こういう状況で「開放で合わせたのに5fで合わない」のであれば、5fでのチューニングは曲とフレーズによっては有効な場合もあるかも知れません。

いずれにしても、タダの情報を(理解せずに納得しないまま)鵜呑みにするのは危険な事だなと、感じた次第です。ですのでこの記事も、、決して鵜呑みにはしないでください (笑)

ライブであなたの好きなギタリスト達がどんな風にチューニングしているのかを観察して参考にするのも良いかも知れません。可能ならばライブ後に質問してみるのも。

補足)
ギターのピッチが合わない時、実はその原因が弦にある場合も少なくありません。
そのまま調整をしてしまうと「ハズレ弦」専用のピッチ調整になってしまいます。

ピッチが変だと感じた時は、調整を行う前に少なくとも3セットくらいは弦を交換してみて、同じような傾向にあるかどうかをちゃんと確認してから施工した方がベターでしょう。
 

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